John Muir Trail 10,11日目 ~手紙を書くこと~

ジョンミューアトレイルを外れてエジソン湖沿いを行く

目指すはヴァーミリオンVリゾート(VVR)、通称バックパッカーズオアシス。

と言っても湖畔にキャンプ場と小さなレストラン、温水シャワーがあるだけ。

だけれども、ずっと山のなかを歩いているハイカーにとって温水シャワーとハンバーガーは贅沢品!

だから、ここはオアシスと呼ばれている。

 

ちなみに「バックパッカー」の語源は大きなバックを背中に背負ってバックカントリー(原生地区)に入って何日間も過ごす人たちのことを呼んだのが始まり。

だから、アメリカの山のなかで会う人たちはよく

何日間、バックパックしてたんだ?

と聞いてくる。

この2日間、JMTは歩かずに休む。

これをロングトレイルハイカーは「0day」と呼ぶ。

気に入った場所で1日を思い思いに過ごすのだ。

 

僕は0dayをほとんど設けずに、毎日短い距離を歩いて、

一日のほとんどをゆっくり過ごせるようにした。

 

僕の過ごし方は

大自然に囲まれて読書をしたり

静かな湖面に浮かんで空を眺めたり

木に寄りかかって手紙を書いたり

焚き火しながら夕暮れと星空を撮影したり

頑張ったご褒美のココアとチョコを頬張ったり!

 

こういう生活をしていると

ほんとに毎日幸せな生活をしていることに気がつく。

そう、普段の町の生活はただ物質的に贅沢なだけ。

時間軸の幸せは大自然に囲まれたとき、やっと気づけるのかもしれない。

VVRで荷物の重さを計ってみると

なんと27kg!

他の人に比べて倍近くある。

理由は簡単だ。

カメラ機材(二台)、集音機材、文庫本4冊、ご褒美のココアとチョコ、大量のコーヒー。

ただ、こういう旅をする上でシンプルという自由さ、無駄という自分らしさ

どちらも大切にしていきたいと思う。

VVRで荷物整理していると老夫婦が話しかけてくれた。

JMTを歩いていると話をすると、彼らはgreat!と称賛してくれた。

まだ、なにも成し遂げていないがやはり嬉しいものだ。

 

話の最後に彼らは

なにか困ったことはない?

と聞いてくれる。

不思議なことに出逢うハイカーはみんな話の最後にそう聞く。

やはり、外国人が一人でロングトレイルを歩くというのに少し心配してくれているのだろう。

 

僕は素直に、

手紙を書いたのだが切手が買えなくて出せないんだ。

よかったら、郵便局から出してくれないか?

とお願いすると

Sure!と快諾してくれた!!

ウィルダネスから手紙が届くなんてなんて素敵なんだ!!

きみの友達はとても幸せだね!

 

そう言ってくれて僕はまた誇らしい気持ちになる。

僕はつたない英語で

 

この旅で感じたことや想いは

手紙を通じて共有できると信じています。

 

と話すと彼らは笑顔でこう答えてくれた。

 

Sure,we think so.

Profile

 

そのまんま、自己紹介です♪

Journey's Diary

 

大学卒業後、国内国外旅してきて

 

撮り続けた写真と綴ってきた言葉を

まとめたものです

 

長くて多いので

暇な時に読んでください♪

Book of my journey

 

ひとり旅をはじめてから

カメラとノートを

常に持ち歩くようになりました。

 

その風景写真と短い言葉たちを

アメブロにて公開していました。

そのページをまとめたものです。

 

これまたたくさんあるので

暇つぶしにしてください。

Woodworking

 

木をメインにした工房【旅をする木】の

作品集やものづくりへの想いを

ここにまとめています。

Workshop&Seminar info

 

パーマカルチャーデザイナーとして

全国飛び回りながらさまざまなワークショップを開催しています!

興味ある方はぜひご覧ください!

My friends

 

愛すべき友たちの

HPやお店のリンク集です。

オススメの所ばかりですよ!!

作品を取り扱っているお店も

載せています。

 

全国各地に友達が居るのが自慢です(^^)