John Muir Trail 13日目 ~人間害~

Muir Trail Ranch

ミューアトレイルランチ

 

ジョンミューアトレイル含め、ウィルダネスエリアはあらゆる人工物の建設が認められていないが

唯一、例外的にこの宿泊施設がある。

 

創業はジョンミューアトレイルが完成するよりも早い。

もう、70年近くになる。

 

もちろん、その頃からウィルダネスを旅する人々を、冒険する人々をたすけてきた。

 

今ももちろん、バックパッカーのために支援を続けている。

ここで働きはじめて40年のおばあちゃんが

クマと人間の話をしてくれた。

ウィルダネスに人間が入るようになって次第に増えていったクマと人間の衝突。

 

10数年前、子クマが射殺されたこと。

それから、レンジャーたちによるクマとの接触を減らすための活動が始まり、

今ではその頃の10分の1までクマとの接触は減った。

ハイカーはクマに食糧を奪われないようにベアーキャニスターの携帯が義務づけられていて

その中に食糧の全てと臭いのするもの(シャンプーやリップクリーム、歯みがき粉など)も全て入れて、

テントから30m離れたところに置くことも義務づけられている。

ときどき、レンジャーが見回りに来てチェックするが

当たり前だか基本的には自己責任。

しかし、勘違いしないでほしいのは人間を守るためではなく

これはクマを守るための施策であること。

 

人間の食糧の味を覚えてしまったクマは

それを目当てに人間に近づいてしまう。

もし、それが続けばまた射殺せざる得ないのだ。

このウィルダネスエリアや国立公園内で植物の採取が禁じられているのも

まさにあらゆる野生動物の植物を奪わないためだ。

人間が入ることが許されていないエリアはもちろん、野生動物のためにある。

 

去年、日本で射殺されたクマは200頭を超えた。

クマとの接触事件は2000件にのぼる。

クマが里に降りてくる理由は簡単だ。

山に食糧がないからだ。

元をたどれば必ず人間の影響が垣間見える。

テントを張った川沿いで

茜色に染まった空をミュールシジカが走っていく。

 

屋久島ではシカが貴重な植物や木を食べてしまう被害が出ているという。

人間たちはそれを「シカ害」と呼ぶ。

 

人間害について誰が諭してくれるのだろうか。

Profile

 

そのまんま、自己紹介です♪

Journey's Diary

 

大学卒業後、国内国外旅してきて

 

撮り続けた写真と綴ってきた言葉を

まとめたものです

 

長くて多いので

暇な時に読んでください♪

Book of my journey

 

ひとり旅をはじめてから

カメラとノートを

常に持ち歩くようになりました。

 

その風景写真と短い言葉たちを

アメブロにて公開していました。

そのページをまとめたものです。

 

これまたたくさんあるので

暇つぶしにしてください。

Woodworking

 

木をメインにした工房【旅をする木】の

作品集やものづくりへの想いを

ここにまとめています。

Workshop&Seminar info

 

パーマカルチャーデザイナーとして

全国飛び回りながらさまざまなワークショップを開催しています!

興味ある方はぜひご覧ください!

My friends

 

愛すべき友たちの

HPやお店のリンク集です。

オススメの所ばかりですよ!!

作品を取り扱っているお店も

載せています。

 

全国各地に友達が居るのが自慢です(^^)