これといって好きなアーティストがいなかった19歳のとき、
古着屋でたまたまた流れていたcaravanの音楽に一目惚れして
店員さんに「これ誰ですか?」って教えてもらって
そのままタワレコに向かった(服も買わずに。笑)
生で聴いてみたいと思ってHPのliveスケジュールを見たら
次のライヴはじぶんの二十歳の誕生日だった。
自分が感じていたこと
自分が想っていたこと
自分が隠していた過去
自分が望んでいた未来
を、素直に歌っていてくれた。
最初に感じた気持ちは
ありがとうだった
歌に込められた世界観がたまらなく好きで、ときに
勇気づけられ
背中を押してもらい
癒してもらい
照らしてもらい
道を示してくれた
心を元の位置に戻してくれた
古着屋ではじめて聴いた歌は
『Trippn' life』
調子はどうだい友よ、愛すべきロクデナシよ♪
自分はダメ人間だって思って腐りに腐っていたのに
近くの人たちをあいつはダメ人間だなんて否定的に見ていた
そんな心を溶かしてくれた歌だった
自分はロクデナシだって
やっと認めるようになって
ロクデナシなら、
誰かにとって愛すべきロクデナシになりたいな
そんな風に思えた20歳
それから僕はひとり、旅に出た
はじめて僕はひとり、外の世界に出た
僕がcaravanのliveに行くのはただ好きなだけじゃなくて
きっと、旅する上で思い出したい想いがあるからなんだと思います。
昔はいつもひとりでliveに行ってたのに
今は一緒に行ってくれる友がいる
会場で再会する友がいる
旅して見えた景色がある
旅して気づけたことがある
あのとき古着屋にいってなかったら
まるで違う人生を送っていたのかな
そう思うと運命てのはどこからともなくやってきて
気づいたら心の真ん中にいるもんなんですね