ジョン・ミューア・トレイル

6年前の今日、僕はジョン・ミューア・トレイルという
アメリカ原生林340kmのロングトレイルのゴール地点。
ホイットーニ山山頂(4350m)の頂上で朝陽を拝んだ。

砂漠と荒野が続く大地から登ってくる朝陽は
極寒の中、テントで一睡もできなかった身体の奥深くの芯まで届いた。

この朝陽はつい数時間前まで日本の夕陽だった。

世界中でたくさんの絶景を見てきたけど、
忘れられない朝陽。そのひとつであることは間違いない。

終戦記念日にゴールしようと前から決めていたわけじゃなかったけど、
気がつけばそういう日程になっていた。

この日の前日、最後の峠からはゴールの山頂が目の前に現れる。

そこで、一息つきながらこの長いトレイルを振り返っていた。

「よくここまで来たな」

不意に出たその一言で、僕はハッとした。

それはスタート地点からここまでの話ではなくて、
生まれてから今日この日まですべての道を
生き抜いてきた、歩いてきたという意味だった。

たった一人で1ヶ月間、山を歩くという行為は
「孤独」と簡単に結び付けられてしまうかもしれない。

でも、それは全然違った。

歩きながらいつも誰かのことを想っていた。
友人、知人、仲間、家族。。。

喜怒哀楽の思い出たちを思い返していた。
帰ったらこの体験をどう話そうか考えていた。

当時のノートにはこう書き記されている。

『孤独の道の果てには出逢った全ての人々がいた。』

原生林とはいえ、この道は誰かが作ってくれた道で、
多くのハイカーや旅人が歩いてきた道だ。

それほど難しい道でもないし、遭難や大事故につながるようなことは少ない。

しかし、はじめて歩く道なのだから不安も心配もたくさんある。
思いがけないミスもたくさんある。
そういえば、川に落ちたりもしたなぁ。

明日歩く道に何があるのかなんて分からない。
いや、それどころか5分後の景色だって分からない。

僕たちの人生だって同じじゃないだろうか。

ありふれた人生だって、奇抜な人生だって
5分後の景色も、明日起きることも分かりはしないんだ。

昔の人はこう言う。一寸先は闇だ、と。
でも、その一寸先を出逢った人々が照らしてくれるから歩いていける。

今日は終戦記念日。
あの頃の人々が必死に生き抜いてきたからこそ、今の僕たちがいる。
みなさん、生き抜いてください。歩いてください。
僕も生き抜いていきます。歩いていきます。

もし、良ければ2022年に一緒にジョン・ミューア・トレイルを歩きましょう。
興味ある人は早めに伝えておいてねー♪

今まで出会ってきた人々が幸せでありますように。
豊かでありますように。平和でありますように。

Profile

 

そのまんま、自己紹介です♪

Journey's Diary

 

大学卒業後、国内国外旅してきて

 

撮り続けた写真と綴ってきた言葉を

まとめたものです

 

長くて多いので

暇な時に読んでください♪

Book of my journey

 

ひとり旅をはじめてから

カメラとノートを

常に持ち歩くようになりました。

 

その風景写真と短い言葉たちを

アメブロにて公開していました。

そのページをまとめたものです。

 

これまたたくさんあるので

暇つぶしにしてください。

Woodworking

 

木をメインにした工房【旅をする木】の

作品集やものづくりへの想いを

ここにまとめています。

Workshop&Seminar info

 

パーマカルチャーデザイナーとして

全国飛び回りながらさまざまなワークショップを開催しています!

興味ある方はぜひご覧ください!

My friends

 

愛すべき友たちの

HPやお店のリンク集です。

オススメの所ばかりですよ!!

作品を取り扱っているお店も

載せています。

 

全国各地に友達が居るのが自慢です(^^)