リスと僕の生き方について

日本の天然林が残っているエリアを旅すると必ずリスに会います。

 

熊野古道でも毎朝のように僕の前をリスが駆けていく。

秋はリスにとって大忙し。

ブナやナラといったドングリを中心にたくさんの木の実を

ひとつずつひとつずつ、せっせと拾うんです。

 

そして、

ひとつずつひとつずつ、穴を掘って埋めていくわけです。

それを食糧がほとんどない冬に掘り起こして

冬を乗りきるんですね。

 

だから、リスは必死に木の実を拾っては埋めて

埋めては拾い続けるんです。

 

リスにとって秋の1日はひたすらその仕事の繰り返しなんです。

一匹のリスが数百個の木の実を埋めると言われてます。

 

がしかし、その埋めた場所の6割(諸説あり)をリスは忘れてしまうんですね。

 

皆さんはどう思いますか?

せっかくたくさん埋めたのに、、、

もっとたくさん覚えられたら、、、

アホだなぁ

かわいそうだなぁ

 

なんて思うかもしれないですね。

 

でもね、

その忘れられてしまった木の実のほとんどが発芽するんです。

 

ドングリの発芽率は約8割。

 

そう、リスが拾い集めたドングリの約半分はこの森の新しい命。

 

もちろん、天然林ではもともと緑が多く

なかなか新しい木は大きくならないけど

新芽は冬の間なかなか食糧がない鹿やウサギの春先の食糧にもなる。

倒木や弱った木の近くなら、そのまま森を作る。

 

もし、リスが賢くなってしまったら

森に新しい木々が育たなくなってしまうわけです。

 

リスがリスらしく忘れてくれるから

森は豊かになり続けていく。

 

僕は生物多様性が維持されなくてはいけない理由は

こういうところにあると思うんです。

 

生物同士のつながりは食物連鎖だけじゃない。

 

そして、人間も人間らしく生きたら

森や海や川や山や自然が豊かになると思うんです。

 

僕も僕らしく、あなたもあなたらしく生きたら

周りの人々や環境が生き生きと豊かになっていくと思うんです。

 

じゃか、あなたらしさって何?人間らしさって何?

そう聞かれても僕は答えられない。

 

けど、リスの話のように一見無駄な、意味の無いようなことが

気づかないところで他の生物を助けているかもしれない。

 

僕らしさはこれです!ってほど単純でもなければひとつや二つでもない。

 

だから、注意深く自分の生き方を観察してみたい。

 

本能に背けばそれは必ず跳ね返ってきて

自分たちを苦しめていく。

 

だからこそ、観察して修正して新しいことにチャレンジして

ひとつひとつ、1日1日丁寧に生きていこう。

 

そしたら、僕が僕らしく生きて

あなたがあなたらしく生きて 

リスがリスらしく生きて

 

気がついたら

世界中の人々が笑って

地球中が豊かになっていくんだと

僕はそう信じています。

Profile

 

そのまんま、自己紹介です♪

Journey's Diary

 

大学卒業後、国内国外旅してきて

 

撮り続けた写真と綴ってきた言葉を

まとめたものです

 

長くて多いので

暇な時に読んでください♪

Book of my journey

 

ひとり旅をはじめてから

カメラとノートを

常に持ち歩くようになりました。

 

その風景写真と短い言葉たちを

アメブロにて公開していました。

そのページをまとめたものです。

 

これまたたくさんあるので

暇つぶしにしてください。

Woodworking

 

木をメインにした工房【旅をする木】の

作品集やものづくりへの想いを

ここにまとめています。

Workshop&Seminar info

 

パーマカルチャーデザイナーとして

全国飛び回りながらさまざまなワークショップを開催しています!

興味ある方はぜひご覧ください!

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HPやお店のリンク集です。

オススメの所ばかりですよ!!

作品を取り扱っているお店も

載せています。

 

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