ドネーション制について

私のワークショップやセミナーの一部では

ドネーション制を採用しています。

 

これはギフトエコノミー（贈与経済）、

しあわせの経済の実験であり、実践です。

（ギフトエコノミーについてはこちら）

 

参加する前に一度、私の考えを知っていただけると幸いです。

ドネーション制は決して格安サービスでも、

遊びや趣味でやっているわけでもありません。

 

むしろ、ドネーション制で開催しているワークショップには

他のものよりも熱意も、お金も、時間もかけて作り、開催しています。

 

ドネーションする金額

＝「学びへの感謝」✖︎「講師の活動支援」✖︎「あなたの経済状況」

 

だと、私は考えています。

 

「学びへの感謝」

 

講師は一つのワークショップを作るのに

当たり前ですが時間もお金もかけています。

 

たくさんの本を読んで勉強する人もいますし、

有料セミナーや研修に参加し、

それをさらに、分かりやすく、伝わるように工夫しています。

 

また、たくさんの試行錯誤を繰り返して

得た経験や体験もお伝えしています。

 

講師によって違うかもしれませんが

わたしは会費が定額でもドネーションでも

同じ熱意を持ってワークショップの資料を作っています。

 

ひとつのワークショップの背後に

たくさんの努力と工夫があることを理解してもらい、

そのことへの感謝の気持ちを金額で表してもらえたら、

とても、励みになります。

「講師の活動支援」

 

実際に定額でもドネーションでも払っていただいたお金で

わたしはご飯を食べ、家賃を払い、光熱費を払い

電車や飛行機に乗って、

みなさんの街にワークショップをしに行きます。

みなさんがお金を払ってくれなければ、

生きていくことも次の街に行くこともでできません。

 

世の中お金が全てじゃない。とはいえ

代金は決して商品の対価だけではなく

わたしたちの活動を支えてくれる、とてもありがたいものです。

 

そして、わたしは全国で「食べられる森づくり」活動（植樹活動）を

同じ思いを持った有志たちと生涯にわたって行なっていきます。

 

みなさんが払っていただいたお金は

わたしを生かすだけではなく、全国の緑を増やしていくことになります。

 

もし、わたしのワークショップを全国で開催してほしい！

全国で植樹活動を行なってほしい！

という気持ちがありましたら、

ぜひ、支援してください！

よろしくお願いします！

「あなたの経済状況」

 

わたしがドネーション制を採用している一番の理由は

年収１億円の人も、１００万円の人も、ニートの人も

気軽に参加してほしいという想いがあるからです。

 

わたしはワークショップを通じて

同じような想いを持った友達や仲間づくりをしたいと思っています。

そこに年収は関係ありません。

 

みなさんが気持ちよく払える金額、喜びから払える金額、無理のない金額を

ドネーションとして払っていただけたら

わたしも気持ちよくお金を受け取れます。

 

また、お金以外の支払いもOKにしています。

無農薬の野菜やお米

食品添加物の入っていない加工品（パンやお菓子、漬物、調味料など）

木工用の機械や道具、農機具、古道具、大きい植木鉢

前泊後泊のお誘い、ご飯のもてなしなどなど。

 

また、マッサージやセラピーでもＯＫです。

ワークショップのオファーなども嬉しいです！

 

※英語とスペイン語辞書が入った電子辞書も探しています※

※ホームベーカリー、オーブン、プリンターも探しています※

※島根県内で古民家（築100年くらい）も探しています※

 

ぜひ、みなさんの喜びからできることや特技をギフトしてください♪

毎回毎回、何がもらえるのか楽しみにしています。

あ、もちろん、お金をいただけることも同じように嬉しいです！

 

最後に・・・

 

ギフトエコノミーの実践であり、実験・・・

 

そう、ドネーション制は毎回毎回、緊張しています。

不安のドキドキ、心配のハラハラ。

ドネーション制で本当に成り立つのか、

また、次の街へ行けるのか

正直、いつも不安であり心配です。

 

集まった金額は

ワークショップの出来への評価でもあるし、

自分の活動に共感してもらえるかどうかの判断基準にもなります。

 

いまのところ（２０１９年8月現在）

実は交通費や宿泊費、1日あたりの事業に関する固定経費などの

ワークショップにかかる経費をギリギリ賄っている状況です。

つまり、プラマイゼロで、ビジネスとして収益が出ているわけではありません。

 

ただし、お金以外のギフトや

そこから生まれた新しい仕事のオファー

出会った仲間たちが始めるプロジェクトなど

短期的なお金の収益では計り知れない成果が出始めています。

これらはいずれまとめてみなさんに報告したいと思います。

 

ギフトエコノミーは

自分の運命への信頼、主催者や参加者への信頼。

 

これからどうなっていくのか不安でもあり、楽しみでもあります。

もし、良ければみなさんも

このギフトの循環の輪の中に関わってみませんか？

 

会えるのを楽しみにしています！

（「お金の機能について」も一緒に読んでもらえたら幸いです。）