原生林を巡る旅をいったん終えてから
だいぶ時間が経った。
久しぶりに原生林を旅しようと思ったのは
里山での暮らしに何かが足りないと感じたから。
それを確かめに来た。
新しい自分に会いに来た。
@大分
九州を代表する登山地・九重連山
それぞれの山一つ一つに個性があり、
それらがひとつに繋がり合うトレイルは
低山ながらも魅力的。
落ち葉の絨毯に原生林が眠る。
今回は秋から冬へと移り変わっていく
世界を旅する。
大室山原始林・青木ヶ原樹海 2022.9.17〜18
@山梨県
富士山の麓に鎮座する原始林とブナの原生林
数百年前にこの地を襲った富士山噴火の溶岩は
青木ヶ原樹海の地盤となり、
針葉樹と苔の独特の植生を作り出す。
その溶岩から免れることができた大室山
ここには極相林ブナの巨木林がひっそりと残る。
この二つの植生がすぐ隣あうのが
世界的にも珍しい原生地を生み出した。
@長野県
日本最大級の雪渓を縦断する魅力的なトレイル
登り切れば数え切れないほどの
高山植物の花が出迎える。
そのまま白馬三山を縦走すれば、
偏西風を直接受けながら進むことになる。
青い大地、黒い大地、白い大地
を巡るトレイル
最後の締めは温泉!
@岐阜県・富山県
日本最後の秘境・雲ノ平へ
北アルプス裏銀座として登山家たちの憧れでもあり
黒部の山賊の舞台でもあり、
日本で最も遠い温泉・高天ヶ原もある。
百名山がずらっと並ぶ景色を望みながら
道は奥へ奥へと続く。