古より旅人が歩んだ道
修行僧が駆け抜けた道
人々は何を想い、歩いたのだろう
人々は何を感じ、歩んだのだろう
僕は行く
昔から変わらぬ歩く道を
世界遺産に登録された道とはいえ
道は変わるもの
どうしようもなく変わる
ときに造られるかもしれないし
ときに通れなくなるかもしれない
樹が倒れ、崖が崩れ
迂回し、遠回りし
頂きを目指し、水を求めて
そうやって、道は昔から変わり続けた。
もし、リスが賢くなってしまったら
森に新しい木々が育たなくなってしまうわけです。
リスがリスらしく忘れてくれるから
森は豊かになり続けていく。
僕は生物多様性が維持されなくてはいけない理由は
こういうところにあると思うんです。